今年12月1日、ブエノスアイレスのG20セミナーで原子力エネルギー領域の平和利用におけるロシアとアルゼンチンのパートナー関係に関する戦略的文書に署名した。ロシア連邦大統領ウラジミールプーチンとアルゼンチン大統領マウリシオ・マクリが厳粛な式典に出席した。

ロシア側では、この文書はRosatom国営会社総経理Alexei Lihachevによって署名され、アルゼンチン側では、アルゼンチン国務院財政部エネルギー部長Havier Igousheriによって署名された。

「この文書に署名することにより、アルゼンチンとの既存の協力関係を拡大する。当社Rosatom国営会社は、原子力技術の平和利用における相互に有益な協力に新たな動力を提供することを確信している」とAlexei Lihachev は署名式で発言した。

この文書で規定されている主な協力分野は、アルゼンチンにおける大規模および小規模の原子力発電所建設プロジェクトのさまざまな実施モデルの開発である。この合意には、研究センターの建設と人材の育成を含む第三国でのプロジェクトの共同実施も含まれる。最後に、この文書は、共同科学研究、人材育成およびその他の分野のために道を切り開いた。

また、この文書によれば、世界初の浮遊原子力発電所--ロマノソフフェローズ原子力発電所の建設が完了したことを踏まえ、双方は、ロシアが設計した浮遊原子力発電所の共同運営の可能性を検討する予定である。戦略的文書の署名と同時に、原子力の平和利用における特定のロシア・アルゼンチンプロジェクトの実施における協力「ロードマップ」も署名された。