【モスクワ共同】カザフスタンのトカエフ大統領は日、就任後の初外遊でロシアを訪問し、プーチン大統領と会談した。30年近い長期支配を続けたナザルバエフ前大統領の辞任を受け、3月に上院議長から大統領となったトカエフ氏は「協力関係の継承が私の課題だ」と述べ、同盟関係の強化に全力を尽くすと強調した。

プーチン氏は初外遊先にロシアを選んだトカエフ氏に感謝を表明し、ロシアの技術でカザフスタンに原子力発電所を建設するよう提案した。ロシアがカザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地を2050年まで租借していることに関連し、宇宙開発分野での協力拡大についても協議した。