トルコでアククユ原子力発電所を建設しているロシアの国営原子力企業ロスアトムが、世界「初および唯一の浮体原子力発電所」アカデミック・ロモノソフの第1原子炉が稼動したと発表した。

 同社から出された発表によると、ロスアトムのグループ企業の1つアトムフロートがロシアのムルマンスクにあるエリアに錨で留められた同発電所の第1原子炉が10パーセントの容量で稼動された。

ムルマンスクに停泊しているアカデミック・ロモノソフでは、ネットワークへの接続前に完了される必要がある一連の機能性テストと安全性テストが実施される。第1段階で原子炉は1パーセントから10パーセント、最終段階ではフル稼働する。

包括的なテストと準備手続きは20193月までに完了すると見込まれている。原子炉は2019年の第3四半期にペヴェク(ロシア最北の都市)港に引き上げられる。