ロシアの国営原子力企業ロスエネルゴアトムは、計画段階の高速増殖炉商用炉「BN1200」(電気出力122万キロワット)に関する建設スケジュールを明らかにした。2021年に着工判断を下し、24~25年の着工、31~32年の建設完了を予定する。その後、営業運転に移行する。ロシアは中国やインドとともに、高速増殖炉の開発で世界的にも先行している。
 ナトリウム冷却の「BN1200」は当初17年に開発を完了する予定だったが、無期限に延期されている状況だった。