ロシア国営原子力企業ロスアトム傘下のテフスナブエクスポルトは22日、東京電力福島第1原発の1~3号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の分析作業の第1段階を完了したと発表した。

同社は、1986年に爆発事故を起こしたウクライナのチェルノブイリ原発4号機で発生したデブリの分析結果を基に、日本側と協力して福島第1原発のデブリの状況を分析する作業を進めている。第2段階では、デブリの変化などについて調査を続ける予定。

同社広報は「デブリの特徴を理解し、いかに取り扱うか決めることが、(原子炉格納容器からの)取り出しには不可欠だ」と分析作業の重要性を説明した。