【ブリュッセル=竹内康雄】中東欧諸国で原子力発電所の新増設に伴う受注競争が活発になってきた。米国やロシア、フランス、中国がしのぎを削る。インフラ受注の経済的な利益に加え、原子力という安全保障上重要なエネルギーでの協力を通じ、同地域での影響力を確保する思惑がある。

ポーランドは初の原発を2033年に稼働させる予定だ。計400億ドル(約43千億円)を投じ、43年までに6基体制にする。