ベラルーシ北西部オストロベツに建設された同国初の原子力発電所「ベラルーシ原発」で日、稼働に向けた原子炉号機への核燃料の注入が始まった。エネルギー省が明らかにした。

 1号機は2021年1~3月中、2号機は22年中の営業運転開始を目指す。ソ連時代の1986年にウクライナで起きたチェルノブイリ原発事故で大きな被害を受けたベラルーシは、34年を経て自ら原発保有国となる。

 原発を建設したのはロシア国営原子力企業ロスアトム傘下の企業。2012年に契約し、13年に1号機、14年に2号機の建設を始めた。いずれもロシア製の加圧水型軽水炉で、合計出力は最大240万キロワット。建設資金はロシアが融資した。モスクワ共同