ファーティヒ・ドンメズ・エネルギー天然資源大臣は、2023年にアククユ原子力発電所を稼働させることを目指していると発言した。

ドンメズ・エネルギー天然資源相 「目標はアククユ原子力発電所の2023年稼働」

ドンメズ大臣は、トルコ大国民議会計画・予算委員会での同省の2020年度予算説明でトルコのエネルギー需要が問題なく満たされるよう断固取り組みを進めていると述べた。

トルコと北キプロス・トルコ共和国間で天然ガスパイプラインを設立すると明かしたドンメズ大臣は、双方向を目的としたラインに向けてプロジェクト作業が続けられていると語った。

ドンメズ大臣はアククユ原子力発電所に対して2023年を指し、

「目標は共和国建国記念日100周年にアククユ原子力発電所の初ユニットを稼働させることである」と述べた。

ドンメズ大臣は、東地中海における天然ガスおよび石油の探索活動にも言及し、トルコはこれに関する権利を譲歩することはないと強調した。

ドンメズ大臣は、

「国産船舶によって2020年に5つの井戸を掘って石油および天然ガス探索で積極的な戦略を取る。トルコが威嚇に屈服して東地中海における権利を譲歩すると望むことは無駄な期待である」と述べた。

ドンメズ大臣は、天然ガスの供給保証に向けても取り組みが続けられていると明かし、

「アナトリア横断天然ガスパイプライン(TANAP)が欧州に天然ガスを供給する部分の作業が完成し、20191130日に開催される『アナトリア横断天然ガスパイプライン欧州連結開設式』によってアゼルバイジャンの天然ガスを欧州の消費者と引き合わせることになる。南部ガス回廊の欧州部分を成すアドリア海横断パイプラインプロジェクト(TAP)の商業稼働が2020年に開始されるのに続き、年間100億立方メートルのアゼルバイジャンの天然ガスが欧州の供給され始めることになる」と述べた。