トルコ初の原子力発電設備となるアックユ発電所を建設中のロシア国営原子力企業ロスアトム社は12月9日、同発電所をトルコの送電グリッドと接続するための契約を国営送電会社(TEIAS)と締結したと発表した。
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ANPPのA.ゾティーバCEOは、「今後2~3年以内にトルコは、膨大な電力を途絶なく発電することが可能なベースロード用電源として、原子力発電所を初めて国内の送電システムに組み入れるだろう」と述べた。外部送電システムとの適合性パラメーターを常に監視することで、原子力発電所では信頼性の高い安全な運転を確保できると説明。アックユ原子力発電所プロジェクトは今回の接続契約締結により、いよいよ重要ステージに到達したと強調している。
(参照資料:ANPPの発表資料、原産新聞・海外ニュース、およびWNAの12月10日付「ワールド・ニュークリア・ニュース(WNN)」)