20181126日(ロシアバラコボ)Rosatomはバラコボ工場で(モスクワまで900キロメートルのサラトフ地域)1号ユニット(VVER-1000)大容量原子炉容器のアニーリングを最初に完了した、これは世界で初めてである。このユニークな技術は、国立研究センタークルチャトフ研究所のロシア科学者によって設計され、原子炉の寿命を延ばすために熱処理を可能にし、この熱処理は原子炉容器における金属の物理的パラメーターを復元することができる。
このプロジェクトは、グローバルに設置された容量が1GWに達する高齢の原子炉に対して、費用対効果の高い寿命延長の機会を提供した。
RosatomのCEO は、 

「現在、世界で約37VVER-1000ユニットがあり、「原子炉反応容器」のアニーリングは、世界の新技術であり、原子炉の寿命を延ばすのに役立つ世界で唯一の原子炉反応容器のアニーリング技術でもあり、この技術を国外に輸出する予定がある」と発言した。

VVER-440容器と比較して、VVER-1000容器の直径はより大きい、スチール製インサートはより厚いである。そのため、クルチャトフ研究所の科学者は大容量原子炉容器のアニーリングに用いる新しい技術を開発した。原子炉容器内の金属を+565℃までゆっくりと加熱し、そして静置きしてアニーリングを行い、100時間続ける。次に、金属をゆっくりと冷やす。このプロセスで収集されたすべての技術データーは、報告書にまとめられ、更なる原子炉運転のために、国家規制機関(ロシア連邦生態系、技術と原子エネルギー監督局)に提出する予定である。



Rosatomは大容量の原子炉の寿命を延ばす革新的なアニーリング技術を試用した
Rosatomは大容量の原子炉の寿命を延ばす革新的なアニーリング技術を試用した