クダンクラムNPP 2号基は初めて100%出力に達しました。«90%出力での物理的実験段階を完了し、インド規制当局の許可を取得後、今夜まさに同発電所は中性子公称出力100%に達しました。公称出力で動的試験の最終段階に達しました。予定ではこの段階は2月上旬には完了する予定です。この段階に続いて72時間の試験が実施され、さらに発電設備の1年保証運転段階へと移行する予定です»とアンジェイ・レベデフ ASE企業グループ南アジア案件担当副社長は言いました。

出力90%から100%への発電力全開は技術仕様に準拠して実施されました。現在、発電設備が交渉出力に到達したので、15日間の包括的動的試験を行う予定です。試験は発電設備基幹系統の設計パラメータおよび動的安定性を正常運転が支障をきたした特定のモードで維持されることの確認を行うものです。
初回試験に掛けられる設備の準備は現在進行中です。

背景情報:

2016年8月29日、ASE企業グループの技術支援により建造されたクダンクラムNPP 2号基がインド全国電力網に接続されました。

KK NPP 2号基の物理的起動は2016年5月11日に最初の燃料アセンブリがKK NPP 2号基に供給されたときに開始されました。合計で163基の燃料アセンブリが反応炉に搭載されました。すべての作業はインドとロシアのスペシャリストが共同して自動モードで実施し、予定と安全規制に厳密に従いました。燃料アセンブリ搭載許可はインド原子力エネルギー規制機関(AERB)が早期に提出されたすべての安全報告書を詳細に見直した後に発行されました。KK NPP 2号反応炉への新品燃料搭載は2016年5月19日に完了しました。この作業は自動モードで予定より4日早く7日より短期に完了し、その後 IAEA査察部隊が燃料搭載を監督し、反応炉圧力容器が封止されました。2016年6月28日、AERBは最小制御レベルの出力に到達させる許可を発行しました。2016年7月10日、発電設備は最小制御レベルの出力に到達。

会社情報

ASE企業グループはロスアトムのエンジニアリング部門開発事業の一環として設立され、この業界の先端3社を合併させたものです:JSC ASE EC、JSC «アトムストロイエクスポート»、JSC «アトムエネルゴプロイェクト»、JSC «アトムプロイェクト»。
ASE企業グループは核エネルギー工学では世界トップ企業の一つであり、世界の原発建造市場の30%を占めます。
同グループは15カ国に営業オフィス、支店、業務オフィスを持ち、受注の約80%は国外プロジェクトです。
ASEはRAW(放射性廃棄物)およびSNF(使用済核燃料)管理、火力発電所用の施設建造分野でのサービスをはじめ、高度エンジニアリング施設のEPC(エンジニアリング-調達-建造)、EPC(M)(EPCと管理)、PMC(プロマネ)サービスも提供しています。ASE企業グループはマルチD方式の革新的プロジェクト管理システムを複雑なエンジニアリング施設のために開発して広範囲に実施してきました。このシステムは予算、建設期間、品質等のパラメータを効果的に管理できます。

同社のCEOは経済学博士バレリー・I・リマレンコです。